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髄膜腫(良性の脳腫瘍)患者1433人のデータを元に、エール大学医学部が行った研究によれば、歯のレントゲンを頻繁にとると、髄膜腫にかかるリスクが高まる。

口の外側からレントゲンをかけて上下の歯をすべて撮影する検査を毎年受ける人は、そうしない人に比べて、髄膜腫にかかる確率が2.7倍高くなる。レントゲン・フィルムを咬んで歯を撮影する検査を毎年受ける人は、そうでない人に比べて1.9倍高くなる。

歯のレントゲン検査についての米国歯科医師会のガイドラインは、子どもなら1〜2年に1度、ティーンエージャーなら1年半から3年に1度、成人で2〜3年に1度。症状がない限り、歯全体のレントゲンをとる必要はないとしている。

しかし、歯科医によっては、定期健診とクリーニングだけに訪れた患者にレントゲン検査を勧める場合も多々あるので、患者が慎重になって、検査を断る必要がある。
FDA(米国食品医薬品局)は、コレステロールを減らす効果があるスタチン系薬品(LIPITOR, ZACOR, CRESTORなど)は、記憶力の低下や糖尿病発症、筋肉痛をもたらす副作用があるという警告を出した。

現在、米国でスタチンを服用している患者は約2100万人。スタチン服用についての基準は議論が分かれ、年齢、家系、血圧なども考慮されるが、総コレステロール値が200で服用が必要という医者もいれば、240に達するまでは必要ないという医者もいる。

ちなみに、FDAは以前に、CRESTORは糖尿病発症のリスクがあるという警告を出していた。今回の安全性リスクの警告には、PRAVACHOLは入っていない。
2月6日のニューヨーク・タイムズは、乳がん再発防止薬アロマシン(エキセメスタン)の服用により、骨量減少のリスクが高まるというリサーチ結果について報道した。

アロマシンは閉経後の乳がん患者に治療及び再発防止の目的で投与されている。先に開発された乳がん治療・再発防止薬タモキシフェンが血栓形成をひきおこしやすいなどの深刻な副作用があるのに比べて、その副作用は小さいとされてきた。また、タモキシフェンに耐性を持つ乳がんに対する代替治療薬でもある。

今回、トロントにあるヘルス・ネットワーク大学の骨そしょうプログラムのディレクターが中心となり、351人の女性を対象にCTスキャンを用いて手首の骨密度を検査したところ、プラシボを服用していた女性の場合は、2年後の骨減少度が1.8パーセントだったのに対し、アロマシンを服用している女性では6.1パーセントの減少が見られた。

アロマシンは乳がん細胞の成長を促進させるエストロゲンを抑えるが、エストロゲンは骨の成長に重要な役目を持つため、以前からアロマシンと骨そしょうの関係が疑われていた。

調査結果は、オンコロジー専門誌THE LANCET  ONCOLOGYに発表された。
FDA(食品医薬品局)は、骨に転移したがん治療において、骨折や脊髄圧迫になるのを防止する薬として、アムジェン社の新薬Xgevaを認可した。前立腺がん、乳がん、肺がんが進行すると骨に転移しやすい。

Xgevaは今年6月に骨粗しょう症治療薬として認可されたばかりだが、骨粗鬆治療薬としての販売はそれほど伸びていない。しかし、がん患者は、骨粗鬆患者よりもはるかに多くの薬を服用するため、今回のFDA認可により、Xgevaの売り上げは年間10億ドルを越すのではと推測するアナリストもいる。
4月に認可された前立腺がん治療用の新ワクチンが、メディケア(高齢者医療保険)でカバーされる可能性が高まった。

この新ワクチン、プロベンジ(Provenge)を使った治療には患者自身の白血球が用いられる。患者から摂取された白血球はプロベンジによって処理されたあと、患者の体内に戻され、健全な細胞はそのままにして、がん細胞のみをたたく。したがって、化学治療に比べて、毒性が低い。

ハーバード大学メディカル・センターの医師が、ホルモン治療が効かず、進行した前立腺がん患者512人を対象に行ったリサーチ結果によれば、プロベンジによる治療を受けた患者は受けなかった患者よりも4ヶ月長く生きた。

17日、諮問委員会は、プロベンジの使用について可決したものの、政府が高齢者医療保険でカバーするかを決定するのは数ヵ月後になる。

ちなみにプロベンジの患者ひとりあたりのコストは93,000ドルと高い。